父親の親権

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芦塚法律事務所
弁護士 芦塚増美
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離婚で親権者を定める問題があります。現在の家裁は、母親優先主義です。

つまり、親と子の間では、愛着形成、つまり、世話をする親と子との間で、信頼があって、子は安定して育つという考えです。日本放送協会高校講座でも説明があります。このため、原則として、離婚の調停、裁判では、母親が親権となります。

しかし、海外では、離婚でも共同親権が原則で、日本とは違います。フランス大使館でも説明があります。

父親が親権を取るには、努力が必要です。子育てを父親の父母、つまり、子の祖父母に依存せずに、父親が全力で子育てに努力していると家裁に説明することが大切です。学校の行事に父親が積極的に参加していることを説明します。食事も父親がつくることです。

親権を定めるため、家裁では、調査をします。調査では、父親と子には、愛着が形成されていることを主張します。子と一緒に遊戯ができるか、親子の会話が円滑に進展するか、親が子に微笑みかけると子も微笑み返すかなどを調査します。父親と子の間に、寡黙な状態、会話のない状態は不利となります。ただ、いつもは、父親と子で会話があるのに、調査で会話がないこともあります。

弁護士のアドバイスが大切です。